佐賀市上下水道局の災害への備え

災害時における水道水の役割

防火消防用としての役割

火災など、二次災害の発生を防止するために必要となります。

 

飲料水としての役割

大人1人が生きていくためには、1日約3リットルが必要と言われています。

 

疫病予防用としての役割

水洗トイレなど、衛生用水として必要となります。

災害への備え

 

応急給水・資機材

災害用資機材

水道局では、断水が起こったときの応急給水活動を行うために、給水車(2,000リットル)を所有しています。その他、積載型給水タンク(1,000リットル)や消火栓に接続し給水することができる臨時給水栓、給水の際に使用する非常用飲料水袋(6リットル)などを所有しており、災害時の応急給水がスムーズに行えるよう、準備をしています。

 
給水車 ( 2000リットル)   積載型給水タンク ( 1000リットル)
     
 
臨時給水栓  

非常用飲料水袋 ( 6リットル)

災害用造水機

造水機の導入により、災害発生等による断水地域におられる市民の皆様にいち早く飲料水を供給することが可能になりました。

1.災害用造水機とは

プール水・河川水・湖沼水等を無菌飲料水にするための装置です。

2.災害用造水機の使用場所

災害時、断水地域の避難所として指定されている学校に配備し、プール水を利用して緊急給水を行ないます。

3.災害用造水機の能力

今回導入した造水機は、日量約50m

約15,000人分/日の飲料水を製造することが可能です。

 

緊急貯水槽

地震等で水道管が破損し断水した場合、復旧までは応急給水を待つことになります。応急給水は給水車等の車両で行いますが、道路が被害を受けている場合も考慮しなければなりません。


非常用耐震性緊急貯水槽は配水管の一部に大口径の耐震管を組み込み貯水槽の役割を果たせるもので、平常時は配水管の一部として機能し、災害時に配水管が破損しても両端の弁を遮断することにより、貯水槽内に水道水が貯留され緊急用水源として活用することができます。

 
緊急貯水槽イメージ図  

嘉瀬小学校グランド工事写真

現在、貯水施設から離れた南部地区の避難場所となっている嘉瀬小学校グランドに、地域住民への緊急飲料水として容量50m3の緊急貯水槽が設置されています。この貯水槽1基で、約5,000人に対し1日3リットルを3日分供給することができます。
 
緊急貯水槽については、水道工務課:(0952)33-1332までご連絡ください。